Prianesiでは「EPix(イーピックス)ファイル」(拡張子.epx)というファイルにペイントして画像を作成します。
このファイルは、Piranesiで一から作ることもできますが、実際の業務では、何らかのモデルファイルやイメージファイルを元にして作成する場合がほとんどです。
作成方法は以下の2種類に大別されます。以下、それぞれについて説明しましょう。
- モデルファイルから作成する
- イメージファイルから作成する
モデルファイルから作成するには・・・
直接EPixファイルを出力できるCAD・CGソフトは・・・
MicroGDS、JetStream、ArchiCAD、ARCHITREND、Art*lantis、
form・Z、MADRIC・AD-1、PhotoARC-Plan ver3.0、RenderWorks11、RIKCAD21、
SketchUp Pro、SuperSoft、Walk in home (2007年6月現在 アルファベット順)
操作方法等は、各ソフトウェアのドキュメントを参照してください。
変換用のプラグインを利用してEPixファイルを出力できるCAD・CGソフトは・・・
3D Studio Max/Viz、Architectural Desktop、Autodesk Civil 3D、
LightWave、Cinema 4D(2007年6月現在 アルファベット順)
プラグインは以下から入手することができます。
- Piranesiの2枚組CDのうち「Program Disc」内「Plugins」フォルダ
- Piranesiユーザーサイト(本サイト)→ダウンロード→プラグイン
その他のCADをお使いの場合は・・・
DXF、3DS、SKPファイルなど、標準的なフォーマットにいったん変換し、それをPiranesiの付属ツール「Vedute」(ベデュート)に読み込み、EPixファイルに変換します。
Veduteを起動するには、スタートメニュー、Piranesi 5.0、Veduteの順で実行します。
(CADソフトによっては読み込めないものがあります。)
モデルファイルから作成したEPixファイルの例
イメージファイルから作成するには・・・
立面図、平面図を作成するには・・・
Piranesiで直接イメージファイルを読み込んで、EPixファイルを作成できます。
「ファイル/新規作成」コマンドを実行し、「イメージファイルからEPixファイルを作成」を選択し、読み込むイメージファイルを指定します。
イメージファイルから作成した平面図のEPixファイルにペイントした例
デジタルカメラの写真をPiranesiで加工してパースを作るには・・・
デジタルカメラなどで撮影した写真画像を、付属ツール「Fotografia」(フォトグラフィア)に読み込み、3次元の透視投影の情報を付加して、EPixファイルに変換することができます。(V4.0以降)
平面の画像に3次元の透視投影の情報を付加して読み込みますので、平面の画像であっても、テクスチャのパターンや点景の大きさが正しい遠近法で描かれるといった、Piranesiの特徴である3次元的な編集が可能になります。
写真の画像に重ねてテクスチャをペイントしたり、植栽や家具などの点景を置いたりできるので、リフォーム提案に最適です。
Fotografiaを起動するには、スタートメニュー、Piranesi 5.0、Fotografia、Fotografiaの順で実行します。
デジタルカメラの写真画像から作成したEPixファイルをPiranesiでペイントした例
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