Fotografiaで作成したEPixでテクスチャをペイントしても、パースに沿って変形してくれない

Fotografiaで投影法情報を設定して作成したEPixファイルをPiranesiで開き、3Dペイントを行おうとしたら、テクスチャが平面的にペイントされてしまった!ということはありませんか?

Fotografiaで作成したばかりのEPixファイルには、投影法の情報と地盤面(V5.0で地盤面の作成を設定していた場合)のみが設定されているだけで、画像内にある壁面などには、面情報や奥行き情報はありません。
「表示/チャネル/深さ」コマンドを実行すると、深さ情報を確認することができますが、下図のように地盤面のみが面として作成されているだけで、他の部分には面がありません

Piranesi の特長である、ロック機能やパースに沿ったテクスチャのペイントは、面やマテリアルが設定されていることが条件になります。
点景や面を配置して、塗り分ける領域を設定します。

<手順>

  1. Fotografiaで作成したEPixファイルを開きます。

  2. スタイルマネージャの左側のツリーから「Fotofrafia」→「1 モデリング」の順にクリックします。

  3. 右側のペインから、「02立方体」をダブルクリックして適用し、モデル内に配置します。

  4. 「点景マネージャ」の調整ボタンをクリックし、立方体の大きさを画像内の壁面などにあわせて大きさを調整します。

  5. 面の設定ができたら、「点景マネージャ」ですべての点景を選択して「確定」ボタンをクリックします。

  6. 「ファイル/復元用チャネルの更新」コマンドを実行して、復元用チャネルを更新します。

この後、テクスチャをペイントすると、パースに沿ってテクスチャが変形します。

詳しい操作方法は、Fotografia操作概要のP.13「8. Piranesiでテクスチャなどをペイントするための領域(=面)を作成する」をご覧ください。