3ds maxにてmental rayでEPix出力するとエラーが発生する

Q:3ds maxのmental rayレンダラーで、カメラにあおり補正を付け、EPix出力するとエラーが発生する。

「mental ray」レンダラーを使用し、カメラにあおり補正をつけたアングルでEPix保存すると、以下のエラーが表示され、EPixファイルに出力できません。

タイトル:
「エラー」

内容:
「Cannot generate EPix files from the mental ray Renderer with Camera Correction.Select the Default Scanline Renderer.」

 

A:mental rayレンダラーであおり補正したアングルは、EPix出力できません。

3ds maxおよびVIZ用プラグインは、規定値のスキャンラインレンダリングで動作するように作成されています。
カメラ補正(あおり補正)を適用している場合、mental rayレンダラーからEPixファイルを作成することはできません。
カメラ補正機能を適用する場合は、規定値のスキャンラインレンダリングを使用してEPixファイルを作成してください。

上記のように、mental rayレンダラーでEPixファイルを作成できない場合には、以下の操作でmental rayレンダラーで作成した画像を読み込んでください。

1. max内:
 1)規定値のスキャンラインレンダリングでレンダリングし、EPixファイルに出力します。
 2)mental rayレンダラーに切り替え、同じシーンをレンダリングし、PNG形式などPiranesiで読み込み可能なイメージファイルに出力します。
 ※手順1)で作成したEPixファイルと同じビューと解像度で出力してください。

2. Piranesi内:
 1)「ファイル/開く」コマンドを実行し、1.-1)で作成したEPixファイルを開きます。
 2)「ファイル/インポート」コマンドを実行し、1.-2)で作成したイメージファイルをインポートします。
  これでEPixファイルのRGBチャネルが置き換わりました。
 3)「ファイル/復元用チャネルの更新」コマンドを実行し、復元用のRGBチャネルもインポートしたRGB画像で置き換えます。
 4)「ファイル/上書き保存」コマンドでファイルを保存します。

EPixファイルに出力する際、「サンプル数/ピクセル」の最小、最大の値は1に設定してください。
(「シーンをレンダリング」ダイアログボックスの「レンダラー」タブの「サンプリング品質」)