適用してもツールの変わらないスタイルとは?

自分で気に入ったテクスチャをスタイルに保存!
使おうと思って選んだら、今までブラシだったツールが塗りつぶしに変わってしまった。
ブラシをまた選びなおすなんて面倒。
ライブラリにあるテクスチャではそんなことは起きないのに!どうして?

せっかく保存したスタイルでこんな経験をされたことはありませんか?

一方、Piranesiの標準ライブラリの「テクスチャ」のスタイルは、適用してもテクスチャ以外のツールや設定は変わらず、そのまま使えます。これはなぜでしょうか?

それは、このスタイルが、テクスチャの情報だけが保存されている「部分設定スタイル」だからです。

スタイルのプロパティを確認すると(右ボタンで「プロパティ」を選択)、「保存項目」の「テクスチャ」のみチェックされ、その他の部分はチェックされていないのがわかります。

部分設定スタイルのいいところは、スタイルを適用したら、今使っている他の設定に影響を与えない、ということです。

同じテクスチャでも、ブラシを使いたい時、塗りつぶしを使いたい時があるのに、スタイルでツールまで固定されていると、そのつど必要なツールを選び直さな くてはなりません。でも、部分設定スタイルを使えば、テクスチャならテクスチャだけ、質感なら質感だけ、と必要な設定のみ適用されます。

Piranesiの標準ライブラリのテクスチャ、質感、点景などは、このような部分設定スタイルとして作成されていますが、ご自分でスタイルを作成された時も、保存したくない項目のチェックを外すだけで、簡単に設定できます。

 

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