3ds maxやLightWave 3Dで作成したアニメーションを利用して、Piranesi風の動画を作成することができる。3ds maxやLightWave 3Dで作成したアニメーションをフレームごとにEPixファイルにし、Piranesiでペイントする。すべてのフレームを同一の効果でペイントするに は、「塗りつぶし:マルチ」の機能を利用する。最後に、出来上がったEPixファイルを、アニメーションソフトで編集すれば、Piranesi風アニメー ションの完成である。詳しい操作は以下のとおりだ。
3ds max・LightWave 3Dの操作
Piranesiの操作
作成したEPixファイルを1つ開き、どのようなペイント効果にするかを決める。
例)手描き風、版画風等
スタイルブラウザで、ライブラリとカテゴリを新規作成する。
操作1で決めたペイント効果を出すためのスタイルを用意し、操作2で作成したカテゴリに連番をつけて保存する。
例)「01白ペイント」「02エッジ」「03水彩画風に復元」・・・
ツールボックスで「塗りつぶし:マルチ」を選択し、設定ウィンドウの「塗りつぶし:マルチ」タブで、操作3で作成したライブラリとカテゴリを選択する。
他のEPixファイルをペイントする際に使用するため、操作4の設定をスタイルとして保存する。保存先は、操作3で指定したカテゴリでもかまわない。
画像内をクリックしペイントする。
指定したカテゴリ内のスタイルが順番にペイントされる。
他のEPixファイルを開き、操作5で作成したスタイルを適用し、操作6を行う。
ペイントしたEPixファイルを、「ファイル/エクスポート」コマンドで、アニメーション編集ソフトで使用可能な画像フォーマット(BMP、TIFなど)で出力する。他のEPixファイルも同様の操作で画像フォーマットに出力する。
アニメーション編集ソフトの操作
アニメーション編集ソフトで、<Piranesiの操作>8で出力したイメージファイルを読み込み、アニメーションを作成する。