外観パースで、窓ガラスを通して室内の様子が透けて見えるようにしたい場合はどうしたらよいでしょうか?
Veduteの、面を点景ファイルとしてエクスポートする機能を使えば、Piranesiで透過面の向こう側を簡単にペイントすることができます。(V5.0以降)
操作例
Vedute でモデルを開きます。
「マテリアルリスト」を表示します。(「ウィンドウ/マテリアルリスト」コマンド)
透過面としたいマテリアル(例:ガラス)を選択し、先頭の目のアイコンをクリックして非表示にします。
「点景ファイル出力」アイコンをクリックします。
選択したマテリアルが設定されている面が3dsファイルとして保存されます。
同時に、この3dsファイルを点景として参照する点景ファイル(.pcf)も作成されます。
モデルをEPixファイルとして保存し、Piranesiで開きます。
ガラス面は非表示になっています。
室内外を適宜ペイントします。
2で保存した点景ファイルを読み込みます。
点景マネージャの「読み込み」アイコンをクリックし、2で保存した点景ファイルを指定します。
点景ファイルに保存されている窓ガラスの面が点景として読み込まれます。
ガラス面を半透明にします。
点景マネージャの効果スライダーの値を低くします。
窓ガラスが半透明になり、室内の様子が透けて見えます。
V4.0までの場合は?
V4.0までのPiranesiでガラス面の向こう側が透けるようにペイントしたい場合、操作の流れはほぼ同じですが、V4.0までのVeduteでは面を点景ファイルとしてエクスポートする機能はありませんので、以下のように操作します。
操作1:窓ガラスのマテリアルを非表示にした後、モデルをEPixファイルとして保存します。
操作5:点景ファイルを読み込むのではなく、描画モード「面の作成」を使って、ガラス面を新たに作成します。
操作6:点景マネージャの効果スライダーではなく、ツールボックスの効果スライダーの値を低くし、再描画します。