復元のポイント

水彩風画像を作成する時などに、それまでペイントしていた色が再現しなかったことはないだろうか?
これは、復元する前に「ファイル/復元用チャネルの更新」コマンドを実行していないためだ。
 

このコマンドの説明の前に、まず、Piranesiではどのようにペイントされるかを確認しておこう。

EPixファイルは作業用として、

・色情報を持った「RGBチャネル」
・奥行き情報を持った「深さチャネル」
・素材情報を持った「マテリアルチャネル」

という 3つのチャネルがあるが、その他にそれぞれの復元用のチャネルがある。

復元用のチャネルは編集前の状態が保存されており、「ファイル/復元用チャネルの更新」コマンドを実行すると、復元用チャネルは、現在の「RGBチャネル」、「深さチャネル」、「マテリアルチャネル」の情報で上書きされる。

 

「描画モード」の「復元」でペイントすると、この復元用チャネルの色が復元されるのだ。

このため、「ファイル/復元用チャネルの更新」コマンドで現在のペイント結果を復元用チャネルに反映させていないと、復元した時にペイントした色が再現しない。復元の前には、このコマンドの実行を忘れないようにしよう。