Piranesiの「再描画」機能は、誤ったペイントを修正するのに便利なことでお馴染みだが、リアルタイムシミュレーションにも応用することができる。
今日の講義では、外壁材のシミュレーション方法を紹介しよう。
ペイント結果を元に戻してペイントし直すのではなく、テクスチャや色味の設定を変えて、「再描画」を実行するだけの操作なので、簡単である。是非、試してみてほしい。
外壁材のテクスチャをペイント。
設定ウィンドウの「テクスチャ」タブで、テクスチャを変更する。
「編集/再描画」コマンドを実行する
「Ctrl」キーを押しながらドラッグすると、ストロークが中断する。この機能を利用して、ストロークの位置をずらしてペイントしよう。操作方法は以下のとおりだ。
2Dのイメージファイルから作成したEPixファイルには、深さやマテリアルが設定されていないので、そのままではロックを使って塗り分けることができない。描画モード「面の作成」を使ってペイントしよう。ペイントした領域に面とマテリアルが作成され、ロックを使って塗り分けることができる。
ツールボックスで以下のように設定する。
ツール |
塗りつぶし:部分 |
ロック |
壁面の汚れた感じやガラス窓のぼかしなどを表現したい時には、テクスチャをペイントした後に、ちょっとした工夫をするとよい。
テクスチャをペイントした後、以下の操作で陰影を加えると、見違えるような画像になるので、是非試してみよう。
ツール |
ブラシ |
壁面の汚れた感じやガラス窓のぼかしなどを表現したい時には、テクスチャをペイントした後に、ちょっとした工夫をするとよい。
テクスチャをペイントした後、以下の操作で陰影を加えると、見違えるような画像になるので、是非試してみよう。
ツール |
ブラシ |
下図のような雲のテクスチャデータを利用して、 ガラスへの映り込みをペイントし、ガラスをよりリアルに表現しよう。
ツール |
塗りつぶし:全体 |