映り込みを表現しよう

水面に水際の樹木や建物が反射していたり、大理石の床面に壁が映り込んでいるなど、 場面に映り込みの表現を加えることで、場の雰囲気や素材感を出すことができる。

 

映り込みの設定は以下のように行なう。

1. ツールボックスの「テクスチャ」のチェックボックスをチェックする。

2. 「設定」ウィンドウの「テクスチャ」タブで「キャプチャ」を選択する。

3. 映り込んだ時のゆがみ具合を「ゆらぎ」で設定する。

0と設定すると映り込みの線がまっすぐになり鮮明な反射になる。0より大きくすると映り込んだ線がゆがむ。
「スケール」でゆがみのかたまりの大きさを指定する。値を大きくすると、大きなゆらぎになる。
「ゆらぎ」を「0」にすると、「スケール」は指定できない。

4. 「キャプチャ」ボタンをクリックし、床面などの反射面をクリックする
映り込みの情報が取得される。

5. ツールボックスの「線形フェード」アイコンをクリックする

6. 「設定」ウィンドウの「フェード」タブから「奥行き」を選択する

7. 映り込みの濃くなる部分と消える部分を指定する
「フル」の「ピック」ボタンをクリックし、最も濃くなる部分から消える位置までドラッグする

 

8. 「ブラシ」ツールまたは「塗りつぶし」ツールを選択する

9. 適宜ロックを指定する

10. グレインはオフにし、効果スライダーは30%程度にする

11. 画面内をクリックして、ペイントする

 

ポイント1

 

大理石の床や光沢のあるテーブルなどを表現するときには、「ゆらぎ」を「0」にすると、表面が固く平らな質感を表現できる。

水面などの場合には、「ゆらぎ」を設定して水面の質感を出す。

 

ポイント2

 

「設定」ウィンドウの「ゆらぎ」は映り込みの情報を取得する前に設定する。

 

ポイント3

 

フェードをかけると奥行き感が出る。