QuickTime Cubic Panoramaファイルを手描き風にアレンジする

他のソフトウェアで作成したQuickTime Cubic Panoramaファイルを、Piranesiで手描き風にペイントすることが可能だ。ここでは、新規作成したEPixパノラマファイルに、 QuickTime Cubic Panoramaファイルをキューブテクスチャとして画像内にペイントし、カラーロックとフィルタを利用して手描き風にペイントする方法を紹介しよう。詳しい操作方法は以下のとおりだ。

  1. 「ファイル/新規作成」コマンドを実行し、「EPixパノラマファイルの作成」にチェックを入れ、「次へ」ボタンをクリックする。画像サイズを設定し、「完了」ボタンをクリックする。
     
  2. ツールボックスで以下の設定を行う。

    ツール

    塗りつぶし:全体

    ロック

    すべて解除する

    描画モード

    ペイント

    テクスチャ

    チェックする

    グレイン

    チェックをはずす

    効果スライダー

    100%

    ブレンドモード

    不透明

    フェード

    すべて解除する

     

  3. 設定ウィンドウの「テクスチャ」タブで以下の設定を行う。

    テクスチャの種類

    キューブ

    参照ボタン

    QuickTime Cubic Panoramaファイル(.mov)を選択する

    設定するMOVファイル

  4. 像内の任意の位置をクリックし、ペイントする。

    MOVをテクスチャとしてペイント

  5. ファイル/復元用チャネルの更新」コマンドを実行し、ペイントしたテクスチャを復元用チャネルに保存する。

     

  6. 画像全体を白くペイントする
    ツールボックスで以下の設定を行い、画像内をクリックする。  

    ツール

    塗りつぶし:全体

    ロック

    すべて解除する

    描画モード

    ペイント

    テクスチャ

    チェックをはずす

    グレイン

    チェックをはずす

    ブレンドモード

    不透明

    効果スライダー

    100%

     

  7. カラーロックとランダムフィルタで復元する
    ツールボックスと設定ウィンドウで以下の設定を行い、画像内をペイントする。クリックした位置と近い色の部分が、フィルタのかかった状態で復元される。ここでの「色」とはRGBチャネルではなく、復元用チャネルの色を指す。他の部分も適当にクリックしてペイントする。

    ○ツールボックス

    ツール

    塗りつぶし:全体

    ロック

    カラーロック

    描画モード

    フィルタ

    テクスチャ

    チェックをはずす

    グレイン

    チェックをはずす

    効果スライダー

    100%

    ブレンドモード

    不透明

    フェード

    すべて解除する

    ○設定ウィンドウの「ロック」タブ

    復元用チャネルを参照

    チェックする

    ○設定ウィンドウの「フィルタ」タブ

    フィルタの種類

    ランダム

    復元用RGBを使う

    チェックする

     

    カラーロック+ランダムフィルタ
    でペイント

     

  8. 残りの部分を復元する
    カラーロックをはずし、効果スライダーを70%前後に設定し、画像内をクリックする。7で復元しきれなかった部分がペイントされる。 

    完成イメージ

    パンニングすると・・・