美しく完成した住宅の外観パース。
でも、背景に何もなくて地平線がそのまま見えているとリアルではありません。
植栽を置くという方法もありますが、たくさん置き過ぎすると「森の中の一軒家」になってしまうし、現地写真を背景にしようとしても、狭小地の場合は良いアングルの撮影が難しい場合がしばしばです。
こんなときの強い味方が、Piranesi V5.0の標準スタイルとして搭載されている「隣家」の点景です。これを住宅の周囲にいくつか配置してみましょう。たちまちリアルな家並みができあがります。
スタイルセレクタまたはスタイルマネージャを開きます。
「点景3D」ライブラリの「12その他」カテゴリを開きます。
「UV_隣家01」または「UV_隣家02」スタイルを適用します。
(スタイルセレクタなら1クリック、スタイルマネージャならダブルクリック)
地面に配置します。他のものの陰になっていて配置しづらい場合は、地面の上をドラッグすると、簡単に配置できます。
このスタイルは、モデルデータを点景として使用する「3D点景」なので、どんな場面にも角度がぴったり合います。しかも、テクスチャマッピングされている「UV点景」なので、配置した後にテクスチャなどをペイントする必要はありません。(確定後に必要に応じて好みの色をペイントすることもできます。)
また、ご自分で作成した住宅のモデルをお持ちなら、それを隣家として周囲に配置することもできます。使用可能な形式は形式は3DS、DXF、SKP、 MAN(Windows版のみ)です。Piranesiで点景ツールを選択し、これらのファイルを選んで配置します。
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