配置した点景は、未確定の状態であれば、点景ファイル(.pcf)に保存することができます。
このファイルを使って、同じモデルから作成した別アングルのEPixファイルに、同じ点景を一括して同じ位置に配置することができます。
この時、一部の点景のみを保存して配置することも可能です。(V5.0以降)
操作方法は以下のとおりです。
点景を配置します。
配置した複数の点景を一括してペイントすることができます。
この操作のしくみ
点景を配置した部分には新規マテリアルが作成されます。
そのため、マテリアルロックや、ワイルドカードによるマテリアル指定機能(V5.0以降)を利用することで一括してペイントすることができます。
点景を配置したときに、1つ1つの点景ごとに影の方向を設定していたはずなのに、点景情報を点景ファイル(.pcf)に保存して同じモデルの別アングルのEPixファイルに読み込んだら、すべての点景の影が同じ方向になってしまったことはありませんか?
これは、影の情報は点景ファイルでは1種類のみが保存されるためです。
点景ごとに個別に影の方向を保存しておきたい場合は、それぞれ別個の点景ファイルに保存しましょう。(V5.0以降)
⇒選択した点景のみ点景ファイルに保存する方法はこちら
点景を画像に配置する際、画像上でクリックした位置に点景のどの部分が配置されるかを設定する必要があります。
このような配置の基準点を「原点」と呼びます。
原点は、ほとんどの場合、地面や床面に配置しやすいよう、下中心などに設定します。
例)人物点景の足元に原点が設定されている(足元にカーソルがある)
しかし、点景の種類や配置する位置などによっては、下中心以外の位置に原点を設定して配置すると便利な場合があります。
背景にうっそうとした森を配置することができます。
操作のポイント
複数の樹木の点景を使うと効率的です。
根元から背景が透けて見える部分は、同じ点景を原点をずらして配置することで隠します。
Piranesi の特徴である点景機能を紹介するチュートリアルムービーです。点景のスタイルをダブルクリックして、画面内をクリックするだけで、簡単に配置できます。点景の大きさは配置場所によって、自動的に変わります。配置後の点景の位置や大きさの調整も簡単に行えます。
オンラインでムービーを再生する ♪音声付き
テキスト点景を配置したのに、場面に点景が表示されなかったことはありませんか?
この現象の原因の多くは、テキスト点景の原点が適切な位置に設定されていないことが考えられます。
たとえば、地面の上にオブジェのようなテキスト点景を配置しようとしたら、地面の中に埋まってしまった、、、
これは点景の原点が上部に設定されているためです。
このような場合は、「詳細設定」ウィンドウの「原点」ボックスで「下」あるいは「底面」を選択すると地中に埋まることはありません。
逆に、天井からぶら下がるサインのような点景の場合は、原点を「上」あるいは「上面」を選択するとよいでしょう。
壁に貼るサインのような点景の場合は、「ツールオプション」ツールバーで「モード」を「指定面」にし、原点を「中央」あるいは「背面」に設定すると壁面にぴったり配置できます。
ビューアングルによっては、バルコニーの床が見えない場合があります。このような画像でマウス操作だけでバルコニ ーの上に人物などの点景を配置するのは至難の業です!
では、どのようにしたらうまくバルコニー上に点景を配置することができるでしょうか?
このようなときは、詳細設定の「オフセット」を上手に使ってみましょう。
「情報」ツールバーで、座標値の表示方法のリストから「XYZ」を選択します。
点景を配置するために指示する面(例:地面や軒など)のマウスポインタを置き、「情報」ツールバーのZの値をメモします。
例えば、複数の人物点景を配置するとき、配置する度に点景を選択し直す操作が面倒だと思ったことはありませんか?
V5から搭載された「マルチ点景」機能を使用すると配置する点景を切り替える操作が不要です。 「マルチ点景」の「単体」モードでは、クリックするたびに、配置する点景が自動的に切り替わるので、異なる点景を1つずつ配置するときに有効です。
STEP1:早わかり「マルチ点景」「単体」 モード
例えば、人物などの点景をグリッド上にランダムに複数個配置したいことはありませんか?
V5から搭載された「マルチ点景:グリッド配置」機能を使用すると一度の操作で群集を表現できます。
STEP1:早わかり「マルチ点景:グリッド配置」