Piranesiでペイントを始めた後で、モデルを少し直したくなることはありませんか?
Piranesiではモデルの大幅な変更はできませんが、3D点景を配置することで、モデルにちょっとしたものを追加することは可能です。
スタイルライブラリ「フォトグラフィア」の「1モデリング」には、直方体や円柱など、基本的な形状が3D点景のスタイルとしていくつか登録されていますので、手軽にお使いになれます。
スタイルセレクタあるいはスタイルマネージャを表示します。
上の図のように、背景など何もないところに、パースのタイトルや社名ロゴなどを点景やテキストで配置しようとすると、マウスポインタが表示されず、配置ができません。
こんなときは、建物などの端からドラッグして配置することができますが、サイズや位置がなかなか思いどおりになりません。
そこで、以下のように操作します。
車や点景データ自体にパースがかかっているような点景を配置した際、 影が正しく投影されない場合は、3Dブラシを使ってペイントしよう。
ポイント 3Dブラシを使う
点景マネージャで、配置した点景の影を非表示にする。
ブラシツールを選択し、ブラシの種類を「円:3D」にする。大きさやソフトは適宜設定する。
ブレンドモード「インク」、効果スライダー「30%」に設定する。
面ロックを選択する
点景を配置している面に影をペイントする。
ポイント カラーロックを使う
立面図などをペイントする際、建物に隠れるように点景を配置するには、カラーロックを使うと簡単だ。
2DイメージからEPixファイルを作成し、各種ペイントを行う。背景は点景を配置した後にペイントする。
ツールボックスの点景ツールを選択し、設定ウィンドウの「点景」タブで点景のイメージファイルや大きさなどを設定する。
ツールボックスから「カラーロック」を選択し、設定ウィンドウの「カラー」タブで色の許容値を「RGB」にし、小さな値(「5」前後)を入力する。
点景を配置した後、ブラシツールや塗りつぶしツールを使ってペイントしたら、点景の上だけペイントされなかった、ということはありませんか?
原因は、配置した点景が確定されていないためです。
点景の上にペイントを行いたい場合は、点景マネージャで点景を確定します。
<手順>
点景を配置します。
点景マネージャのリストから、配置した点景を選択します。
配置した点景が壁などにめり込んでしまって困ったことはありませんか?
このような場合は、以下の操作を行って修正してみてください。
点景マネージャを表示し、修正する点景をリスト上でダブルクリックして選択します。
(配置直後の点景を修正する場合、この操作は不要です。)
「ツールオプション」ツールバーの「直立」チェックボックスをチェックします。
配置した点景に影が表示されていなくて、変だなあと思ったことはありませんか?
例)左側の点景だけ影が表示されていない
このような場合は、以下の点を確認してみましょう。
点景を半透明のシルエットで配置するには、点景の詳細設定にある「点景スタイル」機能を使います。
(わかりやすいよううにくっきりとした色を使っています。)
点景を配置します。
「ツールオプション」ツールバーの右下「>>」ボタンをクリックし、「詳細設定」ウィンドウを表示します。
美しく完成した住宅の外観パース。
でも、背景に何もなくて地平線がそのまま見えているとリアルではありません。
植栽を置くという方法もありますが、たくさん置き過ぎすると「森の中の一軒家」になってしまうし、現地写真を背景にしようとしても、狭小地の場合は良いアングルの撮影が難しい場合がしばしばです。
こんなときの強い味方が、Piranesi V5.0の標準スタイルとして搭載されている「隣家」の点景です。これを住宅の周囲にいくつか配置してみましょう。たちまちリアルな家並みができあがります。
スタイルセレクタまたはスタイルマネージャを開きます。
「点景3D」ライブラリの「12その他」カテゴリを開きます。