カラーロックを設定してフェードを使うことで、2Dイメージにグラデーションをかけることができる。あらかじめ、「ファイル/復元用チャネルの更新」コマンドを実行しておくことで、復元用RGBチャネルの色でカラーの選択領域が固定できるので、何度も重ねてペイントする時には便利である。
2Dイメージをペイントする
「ファイル/復元用チャネルの更新」コマンドを実行する
ツール |
塗りつぶし |
Piranesiには、「ブラシ」や「塗りつぶし」のツールのほかに、設定したペイント効果で画像全体に色が飛び散るようなペイントを行う「点描」機能がある。この点描機能を使用すると、雪の表現が簡単にできる。
あらかじめ、線形フェードの「高さ」を使って、地面に雪を積もらせておく。
ツールボックスで以下にように設定する。
ツール |
点描 |
ロック |
Piranesiには、「ブラシ」や「塗りつぶし」のツールのほかに、設定したペイント効果で画像全体に色が飛び散るようなペイントを行う「点描」という機能がある。この点描機能を使用すると、雨が簡単に表現できる。
ツール |
点描 |
ロック |
すべて解除する |
画像の復元方法は「復元」ツールや色のバランススライダーだけとは限らない。「フィルタ」ツールを使ってみよう。「フィルタ」タブで「ランダム」を選択し、「復元用RGBを使う」をチェックすると、復元しながらフィルタがかけられる。質感(グレイン)を一緒に使ってもおもしろい効果が出る。
ペイントを終えた画像のエッジをシャープにして立体的なエッジを出すことができる。
描画モード「フィルタ」を選択し、設定ウィンドウの「フィルタ」タブで、フィルタの種類を 「エンボス」に設定する。エンボスの方向はどれでもよい。
色ボックスで「黒」を選択し、ブレンドモードは「ソフトライト」あるいは「オーバーレイ」、 効果スライダー100%で画像内をペイントする。立体的なエッジが描かれる。エッジ、テクスチャも 立体的に浮き出した感じになる。
光沢のあるテーブルのような映り込みは、キャプチャテクスチャで表現することが可能だ。
キャプチャテクスチャは、反射画像を取り込んだもので、反射をリアルに表現することができる。
|
|
フェード機能を利用すると、既存のイメージに霧の効果を与え、幻想的なイメージを作成することができる。背景をぼかしてメイン建築物を強調する際に効果的だ。
詳しい操作方法は以下のとおりだ。
ツール |
塗りつぶし:全体 |
ロック |
室内灯や外灯などの光を表現するときには、フェードを使おう。
外灯やペンダントライトなどの場合
1. ツールボックスの「方向フェード」アイコンをクリックする。
2. 「設定」ウィンドウの「フェード」タブで「点光源」を選択する。
3. 中心と範囲を指定する。
「中心」の「ピック」ボタンをクリックした後、外灯の中心をクリックし、そのまま地面までドラッグすると中心と範囲を一度に指定できる。
4. 「塗りつぶし」ツールを選択し、「色」ボックスで光の色(黄色など)を設定する。
5. ロックを解除し、テクスチャ、グレインはオフにしてペイントする。
地面に光が照らされている様子が表現される。
Piranesiでは、以下のようなビル壁面のテクスチャデータを提供しているが、これを直方体などの簡単なモデルにマッピングすることで、短時間で簡単にビルを作成することが可能だ。操作方法は以下のとおりである。
モデリングソフトで、ビルの形状を簡単にモデリングする。
1のデータをEPixファイルにする。
Piranesiを起動し、「ファイル/開く」コマンドを実行し、2のファイルを開く。
ツールボックスで以下の設定を行う。