配置した点景の情報を外部ファイルに保存することが可能。アングルが変更されたときなどに便利だ。
点景を配置すると「点景マネージャ」に点景のリストが表示される。
「点景マネージャ」の「保存」アイコンをクリックし、PCFファイルに保存する。
別のアングルのファイルを開いた後、「点景マネージャ」の「読み込み」アイコンをクリックして保存したPCFファイルを開く。
ファイルに記録されている位置情報により点景が配置される。
例えば樹木の点景を配置したとき、幹の部分しか表示されないなど、点景の一部分が表示されないことがある。この場合、様々な原因が考えられる。以下の点を確認してみてほしい。
ロックやフェードが設定されている |
これらが設定されている場合には、以下の操作を行うことで修正できる。 |
V4.0からCADやモデリングソフトで作成した3dsやDXFファイルなどの3Dデータを点景として配置できるようになった。V3.1までは、点景として使用できるデータは画像データだけだったため、パースのアングルにあわせた点景の配置が難しかった。3D点景はパースに合わせて大きさが変化するだけでなく、回転角度も自由に設定できるので、どんなアングルにも容易に対応可能だ。利用可能なファイルフォーマットは、DXF、3DS、MAN、SKP、 THFの5種類だ。
Piranesiのライブラリに登録されているRPC点景(Rich Photorealistic Content)を是非使ってみてほしい。RPC点景には、複数の方位から撮影した画像が1つのファイルにまとめられており、任意の方向を選んで配置することができる。ラスターファイルによる2次元画像の点景と異なり、同じ一つのファイルだけで向きを変えて配置することができるため、様々なシーンに対応可能だ。
3D点景を場面に配置したら、点景が回りにくらべて暗かった、ということはありませんか?
このような場合、点景マネージャで影の方向を変更することで明るくすることができます。
<手順>
3D点景を配置します。
点景マネージャ内、「方向」の「ピック」ボタンをクリックします。
影を落とすものの位置にマウスポインタを合わせます。
そのままドラッグし、影が落ちる位置までマウスを移動します。
点景を場面に配置したら、影の方向が、画像の既存の影の方向と異なっていたということはありませんか?
このような場合は、以下の方法で、既存の影と方向をそろえることができます。
点景を配置します。
影の方向が既存の建物の影の方向と合わないので、2以降の操作で修正します。
点景マネージャ内、「方向」の「ピック」ボタンをクリックします。
場面内の既存の影の、影を落とすものの位置にマウスポインタを合わせます。
配置した点景の大きさを変更するには、以下の操作を行います。
大きさを変更する点景を選択する
以下のいずれかの方法で大きさを変更する
a)サイズを変更する
b)スケールを変更する
c)点景マネージャの調整ツールでスケールを変更する
以下、詳細を説明します。
1. 大きさを変更する点景を選択する
点景マネージャを表示します。(「表示/ツールバー/点景マネージャ」)
点景を配置した後に、サイズ、スケール、スタイル、効果の値などの詳細設定を変更したい場合は、以下のように操作します。
点景マネージャを表示します。(「表示/ツールバー/点景マネージャ」)